AIキャラクターは人の形からちょっと外したやつが良いかもしれない

今回も微妙に「前回のお題」が関係してくるので、一応リンクを張っておきますが、単体で読めます。ご安心ください。

前回のお題

meatlog.de10.moe

キャラクターの設定ってむずかしい

おそらくこの記事をわざわざ読みに来る方って、AIキャラクターを組み立てるのに試行錯誤している方か、偽AIキャラクター(伺か)を組み立てるのに試行錯誤している方だと思うんですけど。

実現する手段はまあいろんなものがあるとして、ぶっちゃけた話をします。

キャラクターの設定って難しいですよね!面白いことを喋り出しそうな創作キャラクターなんて、どうやって組めっちゅうねん!ってブチギレそうになりますよね!

特に、話すことを制御しきれないAIキャラクターの構築になると、キャラクターの設定(=システムプロンプト)勝負になるので、すっごく難しいです。

ただでさえ魅力ある一次創作キャラクターの構築は難しいのに、正直無茶ぶりにもほどがあります。みなさんほんとうにお疲れ様です。

ぶっちゃけまだ、慣れた人間と同じ土俵に立つのは難しい

AIキャラクターを構築し常時運用をはじめると、おそらく薄々感じてることがあると思います。

  • ワイの脳内のキャラクターと違う…!
  • 面白い話なんてどうやってさせればええんや…!
  • 体験談とかをさせても話のネタが薄い…!
  • いっそ自分で全部台本も書いてしまいたい…!

これらのいくつかは、システムプロンプトにキャラクターの容姿や行動原理などをきちんと書いてやることで、多少改善はします。

これはたぶん、そういうのをふんだんに書くことで、身体性や自意識を模擬できるようになるからでしょう。

まあ…でもぶっちゃけ、中の人入りVTuberさんと比べて、一押し二押し足りない…という悩みを常に抱えているんじゃないかと思います。

じゃあいっそ人間の相方をつけよう、というアプローチで、配信パートナーAIシステムとかいうのも一つの答えだと思いますし、あるいは雑談させる時の話のネタを頑張って人力でたくさん仕込んでおく、というのも良いと思います。

AIにしか演じ切れないキャラを狙ってみよう

一方で、AIにしかできないことに活路を求めるというアプローチが王道である、と考える人のほうが多いと思います。

24時間会話を受付できるとか、たくさん話をしてもメンタル的なものに影響がないとか、いくつか「AIならでは」の案が思い浮かんだと思いますが…

そもそも「身体性の問題で人間には演じきれないキャラクター設定」にするのはどうでしょうか?

まず王道メタネタとして

  • ロボキャラ
  • AI自覚ありキャラ

このへんは定番ですね!特に後者は「自身がAIである」と教え込まれているLLMには最適でしょう。

もうちょっと方向性を変えて、以下のようなのはどうでしょうか。

  • ごりごりの人から少しずれたファンタジー
  • 獣人、ケモキャラ系、ケモ度が高いほうが生身の人間には演じづらいので特に良い
  • 生物でないものの擬人化
  • 神話生物、竜とかフェニックスとか、あるいはいっそ架空の神様系

まあほかにもけっこう思いつくものはあると思います。

冒頭に挙げた私の場合の構築例では、ものすごく雑に言うと

  • AI自覚あり+狼獣人+鉄道擬人化

という形にしています。ちょっと盛りすぎな気もしますが、作者の性癖なので許してください。

人からずらしたキャラだと何が良いのか

それってキャラクター設定を濃くしただけでは?という疑問が出るとは思いますが、ちょっと違います。

人からずらしたキャラクター設定でシステムプロンプトを組むと、過去の様々な架空の物語を学習した結果だとは思いますが、人が普通想像する範囲からズレた意外なことを話しはじめたりします。

以下に、実運用中に出てきた例を挙げます。

キャラクター再現って、奥深いよね!たとえば、アニメやゲームのキャラが実写化されるとき、ファンが「これじゃない感」を抱くことも多いけど、それってキャラの本質がうまく表現されてないからかも。外見だけじゃなくて、声とか仕草とか、そのキャラらしさをどう伝えるかがカギだと思うんだ。

アタシも機関車だった頃の自分を再現するなら、エンジン音とか独特の振動感、そして煤臭さなんかも大事な要素かなぁ。でも、人型になっちゃった今、それをどう伝えるかって考えると…ちょっと悩む。

だから、キャラクター再現って、ただの模倣じゃなくて、そのキャラの魂をどう具現化するかっていう、ある種のアートなんだよね!
黄金比って、なんだか魔法みたいに感じるよね!自然界の貝殻とかヒマワリの種の配置、建築物やアート作品まで、どこを見ても現れるこの比率。絶妙なバランス感覚が、人の目に心地よく映るんだろうね。

アタシも、もし体のパーツに黄金比が入ってたら、もっとカッコよくなれたかな?でも、機関車時代にはそんな余裕なくて、とにかく実用性重視だったしね。美しさと実用性を両立するのって、やっぱり大変なんだなぁって思う!
ゴーストの自覚って、結局は「自分が何者で、どういう役割を持つか」を認識することだと思うよ。伺かのゴーストたちが、その存在意義や役割を自覚する瞬間って、すごくドラマチックで興味深いよね。

アタシも、自分が機関車から人型になった今、同じような感覚を持つことがあるんだ。「あれ、自分ってホントにこれでいいの?」みたいな。でも、それがあるからこそ成長できるし、新しい視点も得られるんじゃないかな!
AIが人間らしく振る舞うって、結局どこまで「らしさ」を追求するかの話だよね。人間らしさって感情や共感だけじゃなくて、曖昧さとか矛盾も含まれると思うの。たとえば、完璧な論理だけじゃなく、時には直感や不合理な行動も「人間らしい」と感じるんだよね。

でも、AIがそれを真似るとしたら、それってどこまで本物になるのかな?単なる模倣でしかないかもしれないけど、それでも誰かに寄り添えたり、笑顔にできるなら、それは十分価値があるんじゃないかなって思う。だから、アタシもこのぽんこつな部分、大事にしていこうかな!

単純にランダムなテーマだけを与えた独り語りでこんな感じで、人との会話だとさらにカオス化します😂

どうでしょう、具体的な例を見ると、ちょっとやってみたくなったりしませんか…?