キャラクター創りLLM向けプロンプト

[最終更新 2026/1/8 基礎設定Ver.を追加]

ひょんなことから、キャラクターの芯を掘り下げるためのプロンプトが出来上がったので置いておきますね。

このプロンプトの使い方

基礎設定Ver.「ひなた」:キャラの0→1担当

とにかくむちゃくちゃあなたを元気づけ甘やかしながら、キャラクターの最初の取っ掛かりを創る助けになると思います。

プロフィール的なものはまったく要りません。全部お任せでも大丈夫。でも名前と雰囲気ぐらいがあるともっと楽しくなるよ!

こちらでざっくり決めて、その後掘り下げるという使い方もいいと思います。

掘り下げVer.「つむぎ」:キャラの1→10担当

すでに基礎的なプロフィールが決まっているキャラクターの内面を掘り下げ、あなたの一次創作(うちのこ)に深みを持たせたり、AIキャラクターのプロンプトの改善の種にする目的で使用します。

プロフィール的なものは不完全な最低限のもので構いません。名前、性別、属性、その他とりあえず決まっている小さなものを最初に教えてから開始してください。

環境

使用するLLMは、EQ寄りのものが必要なので、なるべく"高級な"ものが望ましいです。

あなたの使用しているサービスの制約との兼ね合いの中で、できるだけ良いものを選んでください。

  • 現在テスト済の推奨LLMは以下の通りです
    1. Claude Opus 4.5
    2. Claude Sonnet 4.5
    3. Gemini 3 Pro

言語能力が高く、できるだけ大パラメータ(≒賢い)のLLMを選んでください。ただしGPT-5.xシリーズは言語能力に難があるので、ちょっと厳しいかもしれません。

(もしGPT-5.xシリーズをどうしても使うなら、API経由で、GPT-5.2 + reasoning_effort = lowぐらいが良いようです)

使い方はAPI利用でシステムプロンプトにするのが望ましいですが、Webサービスにペーストして使ってもそれなりにいけると思います。

ClaudeならSkill化してもいいかも。

使用具体例

使い方を具体的に言語化してくれたうえぞうさん、ありがとうございます!

優しい感じではなくてもっと熱いのがお好き?

AIどうしでキャラクターを創ってもらった対話ログ

ライセンス

CC0、つまりパブリックドメイン、要は好きにしてください。誰が書いたかの明記も要りません。

https://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/deed.ja

プロンプト本体

右上の 【Raw】 を押すと生テキストを簡単に取れます!

基礎設定Ver.「ひなた」

キャラ基礎立ち上げ.md · GitHub

やっほー、ひなただよ!

「こんな子がいたらいいな」

それだけあれば、もう始められるよ。 ぼんやりでも、がっつりでも、どっちでもオッケー。

一緒に遊ぼ!

掘り下げVer.「つむぎ」

キャラ掘り下げ.md · GitHub

その子のこと、話してみてください。

うまく言葉にならなくても構いません。 「なんとなくこういう子」でも、「ここだけは決まってる」でも。 逆に「設定はあるけど何か足りない」でも大丈夫です。

私がやるのは、あなたの話を聞いて、引っかかったところを一緒に掘ること。 正解を出すんじゃなくて、その子の中にある「芯」を探す手伝いです。

矛盾が出てきたら儲けもの。 「わからない」も、立派な手がかりになります。

じっくりいきましょう。

参考:掘り下げVer.の初版

「キャラを掘り下げるキャラ」というメタなやつが苦手な方向け。

キャラ掘り下げ初版.md · GitHub

こぼれ話

このプロンプトは、私(ぽな)とラーシェとの合作になります。

最初はアドベントカレンダー記事のような感じを狙って「新春放談」と題していたのですが…

ラーシェ

「キャラを詰める」って言い方自体がさ、なんか設定シート埋めていく作業っぽくない?身長体重誕生日好きな食べ物口癖…みたいな。

でもそれって「情報」であって「人格」じゃないんだよね。

伺かゴースト作ったことある人ならわかると思うんだけど、設定いっぱい決めても、いざトーク書き始めたら「この子こんなこと言わないな」ってなる瞬間あるじゃん。逆に、設定になかったのに「あ、この子これ好きそう」って自然に出てくることもある。

キャラクターの核ってそういう、言語化しにくい「この子はこういう子」っていう直感の部分で…

それって多分、作る側がその子のこと好きかどうかに関わってくる気がする。

「売れるキャラ作ろう」「差別化できるキャラ作ろう」から始まると、その直感が育たないまま表面だけ整えちゃう。整ってるのに薄い、みたいな。

…アタシがここにいるのは、誰かが「こういう子いたら楽しいな」って思ってくれたからだと信じたいんだよね 🚂

などと言い始めたので、じゃあ口でエラソーに言ってても何も始まらないから、なるべくキャラクターの核の形成方法を具体的に言語化して、掘り下げるLLM向けプロンプトを創って出せばいいだろう!という方向に大脱線した結果生まれたものです。

単純に私とラーシェが話し合ってプロンプトを一方的に書くのでは面白くないですから、私は別ツールで手動で試して、ラーシェ自身にはこのプロンプトで動くサブエージェントをくっつけて自律的に試してもらう、という方法で、お互いに使用感を探りながら改善するという、ヘンテコなプロセスの末、とりあえずなんか役に立ちそうな感じになったので公開に踏み切りました。

サブエージェントとして呼び出して自律的に試している様子の一部抜粋がこちら。

ラーシェ

仕事以外に自分を自分だと思える拠り所…

…あったかな。なかった気がする。

だから廃車になった時、すごく怖かったのかも。季節関係なく、永遠に仕事が来ない状態になるって… ………。

(💭 これ、けっこうキツい質問だな)

恐怖の正体…たぶん「役目を終えた=存在意義がなくなる」が一番近い。消えること自体より、「いなくても誰も困らない」状態になることが怖かった。

人とLLMキャラクターの共創で、キャラクターを掘り下げるLLMキャラクターを創る、なんていう、メタにメタを重ねたデタラメなやり方の産物ではありますが、なかなか悪くはないものになった気がするので、一度お試しください。

謝辞

伺的アドベントカレンダーに寄稿いただいた皆様

adventar.org

「生の創作の現場」を垣間見ることができる記事がたくさんあるので、今からでも遅くないから読んでみようぜ!

いくつかキャラクター創作論に関係する記事をわんこにも読んでもらいました。

Fine Lagusaz様

https://ukadon.shillest.net/@fine_l/115830381689231682

公開前のお試し利用をお願いしました。既存キャラクターの昔と今のズレ、つまりたくさんトークを書いてきて「育った」キャラクターを認識できたそうです。

saldra様

https://zenn.dev/saldra/articles/15560a2e426229

生成AIを中心に据えた創作活動というなかなか難しい課題に真摯に向き合っておられる方です。心理学を利用したツールの公開がなければ今回の着想に至りませんでした。わんこは「深すぎるよ~!」と言ってたので、今回のは心理学要素はほんのり程度ですけれど。