パソコンが壊れた高校校歌斉唱

パソコンがよく壊れる時期がやってまいりました(年中無休)。とてもつらい。

ぶっ壊れたPCを修理している時に、いつも忘れるやつのメモ。

2025/10/15追記:SSDのトラブル・Windowsのライセンスとメーカー製PCに書き込まれたライセンスの関係性

4スロットあってメモリが2枚なら、メモリはふつう2番と4番から埋める

マザーボード上でデュアルチャネルの色分けがあるので基本的にはそれに従う。たとえばDIMM1と3・2と4が同じ色なら、

  • DIMM1 = Aチャネル1番
  • DIMM2 = Aチャネル2番
  • DIMM3 = Bチャネル1番
  • DIMM4 = Bチャネル2番

という割付になっているので、若いチャネルの大きい番号から埋める。

  • 1枚なら若いチャネルの遠いほうに1枚(DIMM2)
  • 2枚なら同色のCPUから遠いほうから埋める(ふつうはDIMM2とDIMM4)、これでチャネルAとBでデュアル動作になる
  • 4枚なら全部埋める

DDR5は1枚でもデュアルチャネルできるので、HWINFOなどでデュアルと表示されても実は1枚な場合があることに注意。最速は「クワッド」。

Windowsのシリアルとかどうするの

メーカー製PC(Lenovo,HP,DellとかのBTO含む)にはUEFIにシリアル相当の情報がすでに書き込まれているから気にしなくていい。

クリーンインストールしても、そもそもシリアル聞いてくる画面が出ずに最後まで行ってしまう。

ちなみに、メーカー製のPCからSSDを引っこ抜いて、別のメーカー製PCに挿したとしても、デジタルライセンス認証扱いで有効な状態が維持される。エディションの縛りは以下の通り。

  • ProからPro => Proのまま認証が通る
  • HomeからHome => Homeのまま認証が通る
  • HomeからPro => Homeを維持して認証が通る(上位互換?)
  • ProからHome => 通らない(Homeでインストールしなおせという警告が出る)

Windows 11の境界線

  • Ryzenの2世代目以降
  • Coreの8世代目以降

残りのごちゃごちゃめんどいやつは、だいたい上記の条件を満たしたPCにもれなくついてくるから気にしなくてよい。

TPMだけはBIOS/UEFI設定が要るかもしれない。CPU組み込みのTPM機能は、めんどくさいことに名前がTPMではない場合がある。以下参照。

電池を交換しろ

BIOS/UEFIのパラメータ保存用に、だいたいCR2032のボタン電池が入っている。

せっかくフタを開けたのだからさっさと何も考えず交換しろ高校校歌斉唱

クリーンインストールする前にパーティションを切るやつ

SSDないまどきは、4Kセクタは考えなくて良いけど、いまどきなんも考えなくてもSSDでさえTB単位で、容量が有り余ってるので、UEFIパーティションは大きめに切っている(260MB)

solomon-review.net

Windows 11のブート可能USBメモリを作るやつ

インストールメディア作成ツールから作れる。

MSアカウントでログインするのをスキップする(Home/Pro)

正直よほどの理由がない限り、個人ならMSアカウント、法人ならADだろうと思うけれど、まあいろんなお察し環境があるので。

note.com

要件チェックを飛ばしてWindows 11にするやつ

Core 8世代とか中古で叩き売りだという現実を見た上で考えてほしい。それでもどうしてもやるひとへ。

(2024/11/25更新) Rufusを使う。

Windows 11のisoをダウンロードしてこいつに設定すると、USBメモリを作る前に適切なオプションが現れる。

rufus.ie

注:

  • せめてTPM 2.0はついてるマシンにしよう。
  • MBRでセットアップされてるマシンとかもう捨ててほしい(GPT/UEFIにして)
  • 目安はCoreの6-7世代ぐらい。それより前のやつはさすがにそろそろ捨てて…

自動ログイン

そもそも自動ログインすべきではないというお題目はさておき、現実問題としてどうにかしないといけない場合に。

レジストリ

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\PasswordLess\Device

からの

DWORD DevicePasswordLessBuildVersion = 0 (元は2)

してからファイル名実行で

conrol userpasswords2

Windows 11の大規模更新で問題が起きるとき

ドライバが腐っていた場合のアップグレード失敗は、ISOを使ってsetup.exeからアップグレードした時に限りエラーメッセージが表示される。特にWin11 24H2以降へのアップグレードで頻発する。

0xC1900101 - 0x40021 インストールは、SYSPREP_RESPECIALIZE 操作中のエラーにより、SECOND_BOOT フェーズで失敗しました。

このメッセージもたいがい難解なんだが、要はアップグレード後のドライバ再設定(SYSPREPのSPECIALIZEフェーズ)でコケたのでなんとかしてくれ!という意味になる。

で、問題のドライバの特定は、 Windows セキュリティ -> デバイスセキュリティ -> コア分離(またはコア分離 -> メモリ整合性) をONにするのを試すと「このドライバが互換性がない」と指摘してくれるので、ダメそうなものを全部削除すればよい。

コア分離の設定はそのままONにしていい(セキュリティの大幅向上になる)が、一部のゲームに問題が起きる可能性があるので、ゲーミングPCならOFFにすること。問題が起きてからOFFにしたら良いと思う。

コア分離のブラックリストに載っているような行儀の悪いドライバは、カーネルからのごっそり更新の時に事故るというわけ。

で、互換性がないドライバがある場合、畳まれている詳細情報を開くと oem??.inf というファイル名がわかるので、管理者権限つきのコマンドプロンプト、下記コマンドで削除する。

pnputil /delete-driver oem??.inf /uninstall /force

上記で削除し切れないものは、別途削除ツールが提供されていないか追いかけてみる。

よく引っかかるのは

こんな感じだった。最後のは専用ツールで削除するしかない。

ちなみに、この記述の参照元はこっち:

note.com

Windows 11 24H2以降+SSDでのトラブル

Windows 11 24H2から、カーネル(OS中心部)の構造が大きく変わり、ついでにSSDへのアクセスパターンも変わったようで、一部のSSDで不具合が起きやすくなったようだ。

この問題は複数の原因がある。

  1. 24H2リリース初期に判明した、ファームウェア&Host Memory Bufferの問題
  2. 2025夏あたりに騒がれた、NTFS/storportドライバの問題
  3. 古めのSATA SSDといまいち相性が悪い謎の問題

最後の問題は私のところだけで起きた「おま環」かもしれないが、旧いSATA SSDとの相性がいまいちでOSがフリーズする問題が起きた。

発生したのは旧いバージョンのKIOXIA EXCERIA SATA版であった。とりあえずWD/SanDiskSSDに丸ごとコピー&交換して対処した。

Sentinel HASP(ハードウェアキー)が認識しない

HASP Driver 8系でないと、最新のWindowsだと見事にずっこける。なんなら24H2以降のメジャーアップグレードが失敗する。上記も参照。

HASP DriverでWeb検索して、メーカーのThalesからダウンロード…しようとすると7系より前を間違えて入れてしまう場合が多いので、バージョン8以降を配布している別のところを探したほうが手っ取り早い。

ドライバの更新

インストール後の追加用メモ